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09月27日-07号

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  1. 上越市議会 2019-09-27
    09月27日-07号


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    令和 元年  第3回(9月)定例会令和元年第3回上越市議会定例会会議録(7日目)                                  令和元年9月27日(金曜日)出 席 議 員    1番   小  竹  俊  之          2番   牧  田  正  樹    3番   丸  山     章          4番   宮  川  大  樹    5番   山  田  忠  晴          6番   本  山  正  人    7番   橋  本  洋  一          8番   池  田  尚  江    9番   田  中     聡         10番   石  田  裕  一   12番   小  林  和  孝         13番   滝  沢  一  成   14番   波 多 野  一  夫         15番   橋  本  正  幸   17番   大  島  洋  一         18番   渡  邉     隆   20番   杉  田  勝  典         21番   栗  田  英  明   22番   飯  塚  義  隆         24番   江  口  修  一   25番   宮  﨑  政  國         26番   佐  藤     敏   27番   上  野  公  悦         28番   近  藤  彰  治   29番   内  山  米  六         30番   永  島  義  雄   31番   橋  爪  法  一         32番   武  藤  正  信説明のため出席した者 市    長  村  山  秀  幸 副  市  長  野  口  和  広       副  市  長  土  橋     均 教  育  長  野  澤     朗       ガス水道事業  市  川  公  男                          管  理  者 理    事  高  橋  一  之       教 育 次 長  早  川  義  裕 総務管理部長  八  木  智  学       企画政策部長  池  田     浩 財 務 部 長  笹  川  正  智       防 災 危 機  笠  原  浩  史                          管 理 部 長 自 治・市 民  影  山  直  志       健康福祉部長  大  山     仁 環 境 部 長 産 業 観 光  市  川     均       農林水産部長  近  藤  直  樹 交 流 部 長 都市整備部長  波  塚  泰  一       教 育 部 長  柳  澤  祐  人 会 計 管理者  秋  山  友  江       ガス水道局長  市  川  重  隆 総務管理課長  金  山  幸  宏       秘 書 課 長  小  田  基  史 監 査 委 員  山  川  と も 子 農 業 委員会  荒  川  俊  治 会    長職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  渡  辺  富 士 雄       参    事  佐 々 木  伸  男 議 事 係 長  川  瀬  ゆ か り       主    任  布  施  歩  美 主    任  黒  田     彩議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 議案第99号より第113号及び第115号より第133号                  第3 閉会中の継続審査について                                     請願第1号 公共交通機関である路線バス利用に関する請願                 第4 発議案第5号 天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議について                第5 閉会中の所管事務調査について                             本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 議案第 99号 平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について               議案第100号 平成30年度上越国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議案第101号 平成30年度上越診療所特別会計歳入歳出決算認定について            議案第102号 平成30年度上越索道事業特別会計歳入歳出決算認定について           議案第103号 平成30年度上越下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について          議案第104号 平成30年度上越農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について       議案第105号 平成30年度上越介護保険特別会計歳入歳出決算認定について           議案第106号 平成30年度上越地球環境特別会計歳入歳出決算認定について           議案第107号 平成30年度上越新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認             定について                                   議案第108号 平成30年度上越浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第109号 平成30年度上越後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について        議案第110号 平成30年度上越病院事業会計決算認定について                 議案第111号 平成30年度上越ガス事業会計決算認定及び利益の処分について          議案第112号 平成30年度上越水道事業会計決算認定及び利益の処分について          議案第113号 平成30年度上越工業用水道事業会計決算認定について              議案第115号 令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)                   議案第116号 令和元年度上越国民健康保険特別会計補正予算(第1号)             議案第117号 令和元年度上越農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)           議案第118号 令和元年度上越介護保険特別会計補正予算(第2号)               議案第119号 令和元年度上越後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)            議案第120号 令和元年度上越水道事業会計補正予算(第1号)                 議案第121号 上越市立体操施設条例の制定について                       議案第122号 一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について               議案第123号 上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改             正について                                   議案第124号 職員の旅費に関する条例等の一部改正について                   議案第125号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について     議案第126号 上越市印鑑条例の一部改正について                        議案第127号 上越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定め             る条例の一部改正について                            議案第128号 上越市立幼稚園条例の一部改正について                      議案第129号 上越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正             について                                    議案第130号 上越市水道事業給水条例の一部改正について                    議案第131号 上越市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について        議案第132号 市道路線の認定について                             議案第133号 工事請負契約の締結について                        第3 閉会中の継続審査について                                     請願第1号 公共交通機関である路線バス利用に関する請願                 第4 発議案第5号 天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議について                第5 閉会中の所管事務調査について                                                                                午前10時0分 開議 ○武藤正信議長 これより本日の会議を開きます。                        〇 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○武藤正信議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において石田裕一議員及び渡邉隆議員を指名いたします。                        〇 △日程第2 議案第99号より第113号及び第115号より第133号 ○武藤正信議長 日程第2、議案第99号より第113号及び第115号より第133号を一括議題といたします。  本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、総務常任委員長の報告を求めます。  17番、大島洋一委員長。               〔大 島 洋 一 議 員 登 壇〕 ◆17番(大島洋一議員) おはようございます。これより総務常任委員長報告を申し上げます。  去る9月4日に当委員会に付託されました議案6件について、9月13日、17日、18日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも認定、可決すべきものと決しました。また、企画政策部において所管事務調査を行いましたので、審査及び調査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、財務部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項1目中、庁舎管理費で、委員から、旧高田駅前コミュニティルームが廃止となったときに、民間への売却や市の事務事業を行うスペースとして検討していくとしていたが、その後どのような検討がなされたのかとの質疑に、理事者から、売却できる財産は積極的に売却し、歳入確保の一環としたいと考えている。コミュニティルームについても同様であるが、現況は売れる状況にはない中で、行政としての活用も含めて検討するほか、売れるような状況をつくりながら売っていきたいと考えているとの答弁がありました。  6目中、契約事務費で、委員から、入札の不調や中止について、3回も入札を行ってもまだ契約額が合わないということは、業者と市の間で認識の違いやそごがあるように思うが、検証しなければいけないのではないかとの質疑に、理事者から、予定価格は国や県が示す積算基準に基づいて積算をしているほか、複数の業者の参考見積もりから設定することにより、適正な価格が設定できると考えている。各建設業協会や工事協会からの市に対する要望などの機会に実情等を伺い、見直すべきところがあれば検討をしていきたいとの答弁がありました。  また、委員から、不落随契になった入札の中で、一位不動はどのくらいあったのか。また、競争性のある入札が行われるかどうかについては、発注者側がチェックを行う必要があり、工事内訳書の点検が重要であると思うが、どのようなところにポイントを置いてチェックしているのかとの質疑に、理事者から、平成30年度の不落随契の中で、一位不動の割合は9割以上となっている。工事内訳書については、点検のチェックリストを用いてチェックしているが、入札制度については、公正、公平に、できる限り市民の税金を効率よく使うという中で運用していかなければならないことから、必要な調査研究や検討をしていきたいと考えているとの答弁がありました。  12目用地取得管理費で、委員から、権原の確認ができない土地で不適正に課税されている土地については、契約書を交わしてあったにもかかわらず課税されていたのか、または契約書も交わしていないのか。また、非課税措置の還付は何年分を予定しているのかとの質疑に、理事者から、権原が確認できない土地については、契約書が残っていない中で、市民等の土地の上に道路や林道がつくられているものである。今現在、不適正な課税の可能性を調査し、解消していく作業を行っている。還付については、今のところ資料が整っている12年分の税金を還付する予定であるとの答弁がありました。  歳入、13款2項1目民生費負担金で、委員から、収入未済額児童福祉費の負担金に集中しているが、この原因等詳しい説明をしてほしいとの質疑に、理事者から、保育料の滞納の理由は、経営不振や生活困窮と納付意欲の欠如である。債権管理を一元化する中で、納税指導、納税相談や分納も含めて相談を行い、納付につなげていく努力をしているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、歳入、13款1項1目地方交付税で、委員から、臨時財政対策債について、起債の7割は交付税で戻ってくると思うが、残りは後年度の市の負担になっていくが、今後も続けていくのかとの質疑に、理事者から、臨時財政対策債は、元利償還金の全額が後年度に交付税算入される一方、臨時財政対策債をもって不足額を満たすという仕組みについては、国の交付税特別会計における借金体質の進行と、自治体に対して一旦起債で肩がわりさせ、国の交付税措置を後年度に回すという問題点がある。地方6団体においても、臨時財政対策債への振替額を極力少なくするように、また交付税の原資となる税率の見直しについて国に働きかけているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、総務管理部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項1目中、人事・給与管理費で、委員から、優秀な人材を確保するため、ウエブサイトを活用して職員の募集について発信する取り組みについて、どのような状況にあるのかとの質疑に、理事者から、職員募集については、民間のさまざまなリクルート系ウエブサイトで広く掲載をしており、ネット活用はこれまでも行っている。ウエブ上の発信のほか、メールマガジンを作成しており、登録をしていただいた方に、採用試験や就職説明会の状況等を発信するなど、可能な限り最近のネット活用をした情報発信に努めているとの答弁がありました。   庁用事務費等関係費で、委員から、議会がタブレットの運用を始めて2年がたとうとしている中、行政側としてどのような検討をしているのかとの質疑に、理事者から、タブレットの導入については、議会が導入したときに一度検討したが、持っている資料が膨大であるため、紙をタブレットへ入れる手間を考え、今はまだタブレットは使っていないという状況にある。行政改革の取り組みの中で、業務の改善という話はたびたび出てくるが、今は1人1台のパソコンを導入しており、膨大な資料を短時間できれいに正確につくるにはパソコンのほうが向いており、費用対効果の面も勘案しながらパソコンを活用していこうと考えている。IT機器の導入が目的にならないように、事務の効率化、市民サービスの向上が目的になるような議論をしていきたいと思っているとの答弁がありました。  公文書等保存活用事業で、委員から、古文書や歴史公文書などは、将来にわたる保存が必要であると考えるが、火災対応などのセキュリティー面について、充実させていく考えはあるのかとの質疑に、理事者から、書庫には火災報知器と消火器はあるが、スプリンクラーが設置されていない状況となっている。水に弱いので、スプリンクラーにかわるものとして、二酸化炭素やハロゲン消火器など難燃性の空気を噴射して火をとめるような設備が考えられるが、最先端の機器で非常に経費がかかることから、今のところ導入は考えていないが、耐震はしっかりとしているほか、防犯対策としても機械警備や防犯カメラの設置など対策をとっているとの答弁がありました。  4項2目選挙常時啓発費で、委員から、投票率の低い地域を対象に啓発活動を継続するとあるが、何を行い、どのような結果であったのかとの質疑に、理事者から、投票率の低い地域の町内会の皆さんに協力をしていただいて、選挙啓発の回覧をほかよりも手厚く回すなど、啓発に努めているところであるが、なかなか今までの状態が抜け切れていないことから、引き続き工夫してやっていきたいと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第122号一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案第123号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、理事者の一括説明の後、委員から、改正により非正規の職員の任用根拠を明確にするとともに、期末手当退職手当の処遇の改善もされるが、パートタイム職員フルタイム職員の処遇はどのようになるのかとの質疑に、理事者から、今回の改正は、根拠の明確化、処遇の改善等であるため、同じ人数構成のまま会計年度任用職員に移行することになると考えている。はっきりとした違いは、制度上退職手当の支給が可能になったことであるが、市では、平成24年度から国に先んじて退職手当を支給しており、これまでもその経費を見込んでいたので、その部分についても特に大きな影響はない。フルタイムパートタイムの職員にも期末手当を支給することとなり、非常に大きな額になるため、実際の動向を見ながら、また総務省のマニュアルも確認しながら適切に対応していきたいとの答弁がありました。  また、委員から、今回創設される会計年度任用職員制度によって任用された職員は、昇給や昇格の対象になるのか。また、臨時という職員の制度は残るのかとの質疑に、理事者から、必要とする業務の質や量を踏まえて、事務職か技術職かの区分や、必要な経験や資格を踏まえて給与を設定しているため、今のところ昇給、昇格については考えていない。また、臨時職員については、これまでも職員の欠員が生じたときに任用しているが、法律上、臨時職員の規定については残っているため、本来担うべき正規職員が不足する場合は、欠員という形で臨時職員を任用することもあり得るとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第124号職員の旅費に関する条例等の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、企画政策部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項7目中、歴史資源活用推進事業で、委員から、雁木整備事業補助金について、修復の補助対象となるのはどの部分か。また、屋根はないが、段差を直す場合は対象となるのかとの質疑に、理事者から、基本的には雁木の建物や設備を保存、活用していくための補助金であるため、対象となるのは雁木のあるところである。したがって、雁木のない場所については対象にならないが、住宅リフォームの補助など、ほかの制度も活用しながら整備していくものと考えているとの答弁がありました。  並行在来線対策事業で、委員から、えちごトキめき鉄道と連携した利用促進をどのように進めていくのか。また、このほど新社長が就任され、新しくスタートされたことへの株主としての期待はどうかとの質疑に、理事者から、時刻表の配布や、トキ鉄が行うさまざまなイベント及び企画切符について周知しているほか、えちごトキめき鉄道活性化協議会が行う集客イベントに対し補助を行うなど、民間団体との連携も進めながら利用促進を図っていきたい。新たに社長になられた方との具体的な話はこれからであるが、以前の会社で行ってきたさまざまな工夫や利用促進策をお持ちだと思うので、期待をしているところであるとの答弁がありました。  また、委員から、開業からの5年間で鉄道施設の維持補修や設備更新の経費が当初想定していた以上に多額に及んでいるとのことだが、今後支援スキームをどうするかという踏み込んだ議論を国や県と一緒になってやらないと解決しないのではないかとの質疑に、理事者から、国、県に対しては、事あるごとに、線路使用料も含めた並行在来線支援スキームを見直してほしいと要望している。JRから引き継いだ線路や変電所等の老朽化に対し、これからの修理、営繕をいかに安くしていくか研究をしながらも、また国、県に対しては、効果的な支援スキームについて整理しながら要望していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しといたしました。  次に、地方創生の取組状況について所管事務調査を行いました。理事者の説明の後、委員から、KPIの設定について、総合戦略のⅠ期からⅡ期に移行する段階で項目や数値を見直し、ベストなものを出していくような振り返りが必要ではないかとの質疑に、理事者から、KPIの目標設定については、総合戦略の策定をしたときに、前例がない中でさまざまな視点から協議を行いながら取りまとめたものであるが、事業を進めていく中で、大目標と個々の目標にそごが生じるなどの状況もある。どのように整理していくべきかという問題意識は持っており、第Ⅱ期の基本方針を検討する中で、あわせて見直しをしたいとの答弁がありました。  さらに、委員から、サウンディング型調査を踏まえた上で、旧今井染物屋管理運営案の中でバテンレースが取り上げられているが、染物屋であったことに対し、どのような考え方かとの質疑に、理事者から、サウンディング型調査は、民間事業者が利用する場合の聞き取り調査であり、今回の事業推進計画に向けて市場性の把握や活用に対する意見を聞き取りながら、確認をする作業を行ったところである。染物屋としての手仕事を行ってきた経緯から、バテンレースも一つの要素としているものであり、このほかにも職人の文化や手仕事の文化を発信しながら、その継承やまちの発展につなげていけるような活用を考えているとの答弁がありました。  また、委員から、旧師団長官舎の利活用について、民間事業者による公募でレストランとして活用を図るということであるが、レストランとして使用しない応接室や書斎の2階については、これまでどおり市民や観光客の皆さんへ公開するのかとの質疑に、理事者から、厨房については、民間企業から設備を入れてもらい、運営していけるような形にしていきたいと考えている。主な客席として設定している箇所もあるが、基本的には官舎を丸ごと1棟貸すことを想定しており、市民や観光客の見学もできることを条件にしたいと考えているとの答弁がありました。  また、委員から、人口減少と少子高齢化の時代を迎える中で、将来を予測して今から対策をとる必要があると思うが、4年間の見通しの中だけでいいのかとの質疑に、理事者から、今回人口にフォーカスをして、それに伴う影響をできるだけ回避していくための取り組みとして、一定の近い将来を予見しながら必要とされることについてまとめていきたいと考えている。1つの取り組みをクリアできたからといって上昇に向かうというものではないと考えられるため、できる範囲で十分な対策について考えていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、本件は今後も引き続き調査を継続することといたしました。  次に、防災危機管理部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項1目中、安全・安心まちづくり推進事業で、委員から、新潟市の防犯カメラの設置について新聞等で見ると、市民の安全、安心を最優先するという強い意志がここにあらわれていると思うが、これまでこの課題について内部で検討した経緯はあるのかとの質疑に、理事者から、みんなで防犯安全・安心まちづくり推進会議においても、防犯カメラの必要性について質問があった。当市においては、市民のつながりの中で、市民の見守り活動にしっかりと取り組みながら防犯活動の機運を高めていくことが重要であると考えているため、防犯カメラの設置については考えていないとの答弁がありました。  9款1項5目中、災害対策費で、委員から、町内会で結成する自主防災組織については、災害のときに機能させるための組織をつくっているのか、それとも啓発活動のための組織をつくろうとしているのか。また、何を自主防災組織に求めているのかはっきり伝えないと、何の訓練をしているのか、住民や町内会役員の方に理解されないのではないかと思うが、どのように考えているかとの質疑に、理事者から、自主防災組織は、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に、日本全国において非常に大事な組織であるという認識が高まった。当市では、平成8年度から資機材整備の補助を入れ、18年には防災士等を入れ、養成等を行いながら、活動の活性化を支援していく取り組みを行っている。自主防災組織というのは、災害があったときに、きちんと適切な行動や対応がとれるようにしていくべきであると考えており、ことし5月に改訂したハザードマップ等を理解して、防災訓練を実行し、地域のリスク等をしっかり理解していただいた中で、いざというときに適切な行動がとれるような体制を整えていきたいと考えているとの答弁がありました。  また、委員から、自主防災訓練の今後の課題や反省点から、もう少し訓練の実施率を上げたいとのことだが、どのように考えているかとの質疑に、理事者から、訓練を実施している町内会については、訓練の質を上げることが大事だが、やっていない町内会が112町内ある中で、どのように入ってやっていくか、全町内会長と防災士も一緒になって勉強会を行うことから検討しているとの答弁がありました。  災害対策企画費で、委員から、昨年の原子力防災訓練で、バスの移動による訓練も初めて行ったが、課題について教えてほしい。また、避難訓練では、バスによる移動が相当ウエートを占めているようだが、バスの台数や運転手の確保の問題などについてはどのように考えているかとの質疑に、理事者から、バスでの移動訓練については、柿崎区と吉川区の住民42人が一時集合場所から避難経由所まで移動をしたものであるが、参加した住民からの感想は、実際に体を動かした体験で大変大切だと感じたとのことだった。市としては、今後も体験を通じて住民の皆さんから避難について理解していただきたいと考えている。実際の避難計画上は、市町村がバスを確保し、不足するところは県がバスを出すという形になっているが、バスの移動手段は一つの課題としても捉えており、今後も県や市町村研究会の中で協議し、課題解決に向けて進めていきたいと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第125号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、自治・市民環境部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項7目中、ふるさと交流等関係費で、委員から、ふるさと交流は、会員の高齢化で会が下火になっているのが現状ではないかと思っているが、今後どのように見通しているかとの質疑に、理事者から、Jネットについても、会員の固定化や高齢化により回数の減が見られるところであるが、運営委員会で意見交換を行い、今後の方針などについて協議していきたいと考えている。また、各地区単位の郷人会でも高齢化や回数の減少という課題があるが、子供たちに自分のふるさとに対する愛着や誇りなど、自分が目指す将来に向けての土台がふるさとにあるという思いを、子供のときからしっかりと家庭や地域、社会全体で育てていく取り組みも必要であると考えているとの答弁がありました。  また、委員から、Jネットの本来目的は、東京にある企業や官庁の人的パワーを市の産業に結びつくような応援も含めて、上越市に生かしていくことで始まったかと思うが、段階的に縮小していく方向ではなく、本来目的を生かした上で違う方向に発展させることも検討できないかとの質疑に、理事者から、今までに公立高校の生徒がJネットの関係者である先輩のいる企業を訪問し、研修するという取り組みが関係者の皆さんとの間の中で行われてきた。今後Jネット、あるいはその他の県人会等の皆さんとどのようなことができるか、いろいろな課題をテーマとしながら議論を進めることは、非常に有益なことではないかと思っているので、相談や意見を伺うさまざまな機会に、今後の取り組みについて考えていきたいとの答弁がありました。  25目国際化推進費で、委員から、市内にいる外国人は、救急医療が必要なときに言語が障害となるが、どんな形での対応が可能となっているのか、問題点はあるのとかの質疑に、理事者から、医療ボランティアは、地域医療推進室で登録している者がおり、そちらから派遣されることになっている。救急の場合は、消防と電話を使用した通訳と本人の3者での体制を整えている。また、今年度から夜間の緊急の診療所にタブレットを配置する取り組みも進めており、引き続き関係部局と協力して環境整備に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  28目中、地域協議会費で、委員から、地域協議会委員と地域との意見交換について、28の協議会のうち6つの協議会では行っていないが、何か理由があるのか。また、先進地の視察などの個別研修を実施していない協議会はあるのかとの質疑に、理事者から、意見交換会を行っていない地域協議会では、地区で行っている自主的審議を優先したことが理由であると聞いている。研修会は、合併前上越市の15区は八千浦区のみ実施、13区では三和区と名立区以外の区で実施しているとの答弁がありました。  地域振興事業で、委員から、各総合事務所管内施設緊急修繕の経費については、本来であればコミュニティプラザに使うものは、コミュニティプラザに最終的に振りかえ、最終的にどこで受け持つのかを明確にしておかないといけないと思うが、考えはあるのかとの質疑に、理事者から、基本的には現場の状況や必要性、緊急性を判断しながら当初予算に計上し、あるいは補正予算を要求することが一般的であるが、フレキシブルに、スピーディーに、所長の判断により執行することが事業の目的であり、当初予算や補正予算との整合をとりながら、事業の目的や経緯も含めて継続できるように取り組んでいきたいとの答弁がありました。  中山間地域振興事業で、委員から、地域おこし協力隊の任務が終わってからの進路についてはどのようになっているのか。また、隊員の再就職についてはどのように考えているのかとの質疑に、理事者から、地域おこし協力隊を卒業後、地域に残って活動を続ける方もいるが、地域との思いのすれ違いの中で任期の半ばで退任する事例もある。地域の思いと隊員の思いのミスマッチが生じないように、気持ちを伝え合うという作業を行う中で、本来の目的である地域の活性化、また可能であれば移住、定住につなげていきたいと考えている。卒業後については、一緒になって協力隊員を支えていこうという思いで、地域の人と一生懸命考えながら取り組んでいきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  最後に、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  続いて、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査、調査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○武藤正信議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。  次に、厚生常任委員長の報告を求めます。  10番、石田裕一委員長。               〔石 田 裕 一 議 員 登 壇〕 ◆10番(石田裕一議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  去る9月4日に当委員会に付託されました議案14件について、9月9日、10日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも認定、可決すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、健康福祉部に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、3款1項1目中、民生委員・児童委員活動費で、委員から、なり手不足で毎年苦労しているということであるが、新しい時代に見合った抜本的な見直しが考えられないかとの質疑に、理事者から、担い手をどうやって確保していくか、これからの社会を持続的に行っていく上で大事な課題であると考えており、この制度の趣旨や担っていただいている業務と、その効果について市民に理解いただき、自分もやってみようという方をより多くできるように取り組みを進めたいと考えているので、さまざまな機会を捉えて啓発、周知に努めていきたいとの答弁がありました。  また、委員から、民生委員・児童委員が欠員となっている地区をどのように支援しているのかとの質疑に、理事者から、町内会長が業務を代行してくださっているとの答弁がありました。  3目中、障害者就労支援事業で、委員から、農福連携の6次産業化に向けて今後どのような支援をしていくのかとの質疑に、理事者から、今年度の新たな取り組みとして、ヒマワリの種を油にして販売するという事業があり、農林水産省の補助金で機械を購入した。このような作業であれば、冬期間の農業の閉鎖期でもできると考えており、今後もこのような新たな取り組みなどへ支援していきたいとの答弁がありました。  5目中、敬老祝賀事業で、委員から、合併前上越市では、敬老会の実施団体が少なく、13区では実施率100%である一方、出席率は合併前上越市のほうが高くなっているが、この要因をどう捉えているか。また、参加率を上げる方法を今後考えてほしいとの質疑に、理事者から、合併前上越市では、参加者が集まらない、役員の確保が難しいなどの理由で実施率が低くなっている。一方、13区では、各地区でまとまった場所で開催するため、参加者によっては遠方になってしまう場合があるとお聞きしている。また、参加率の向上については、敬老会の事業内容に対する高齢者の意識の変化や事業そのものに対する認識も変わってきており、例えば民謡を聞くとか、カラオケをするとかでは飽き足らず、これまでと違うものを求めておられる高齢者がふえていると感じている。そういうことも考えると、統一的に1つの場所で1つのプログラムで多くの方に満足いただけるものをどこまで用意できるかについては、多角的に考えていく必要があるとの答弁がありました。  老人趣味の家等管理運営費で、委員から、春日山荘について、代替となる活動の場が確保できるまでの間は継続するとしているが、30年度の実績を捉えて何か方向性は出てきているのかとの質疑に、理事者から、ことしは受講生の方々と今後春日山荘が使えなくなった場合、代替の場としてどのようなところが考えられるか、意見交換をさせていただいた。老朽化が進んでおり、いずれは使えなくなるが、活動の場については確保していく必要があると考えており、議論を重ねながら今後の方向性について考えていきたいとの答弁がありました。  2項1目中、子育て支援事業で、委員から、児童虐待について、事件が起こらないように対応してもらいたいと思うが、学校や警察などと連携しているかとの質疑に、理事者から、児童虐待の早期発見、未然防止に向けた対応を強化するため、児童相談所の所管である新潟県や新潟市と新潟県警の3者でことし取り決めを交わしている。DV等の場合は、それを間近に見ている子供たちの心理的な負担感というところで、警察が入って児童相談所につなげるという役割をしていただいている。また、児童相談所では子供の安全の確保、確認を中心に行い、市では保護者に寄り添い、これ以上のことが起きないよう保護者支援をしているとの答弁がありました。  2目中、公立保育所運営費で、委員から、この先民営化が進んでいく状況であるが、保育士の確保のために民営化を迫られているということはないのかとの質疑に、理事者から、市全体で必要な保育士の人数は一定であり、絶対数そのものは民営化に伴う影響はないであろうと考えている。退職や採用の動向等も踏まえながら、円滑に民間にスライドできるかどうか課題として認識しており、現実的に検証、検討しながら進めていきたいとの答弁がありました。  私立保育所等運営費で、委員から、私立保育園の建設費補助金について、もともと私立保育園は民間が建設して運営する形であるが、今後民営化への動きの中、市で建設して民間が運営するなど、新しい私立保育園をつくっていく計画はないのかとの質疑に、理事者から、市で建設して民間に運営をお願いするケースが、よしかわ保育園と、今事業を進めている名立区の新保育園、また市の建物を無償で渡して民設民営の形とした、ひがししろ保育園がある。今後無償化の流れもある中で、民間事業者とも相談をしながら、いろいろな手法の中で最もよい保育についてともに考えていきたいとの答弁がありました。  4目中、こどもの家事業で、委員から、建物は町内会に譲渡し、運営については市で行っているが、今後も継続していくのか。町内会へ管理運営を移行する考えはないということでいいのかとの質疑に、理事者から、町内会長からそういった意見があれば考えたいと思うが、学校から帰った後の子供の居場所であるので、続けていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第100号平成30年度上越国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員から、国保加入者は、高齢者や低所得者が非常に多いと見ているが、保険料を引き下げるために、一般会計からの繰り入れを行うなど、独自の軽減策についてどう考えるかとの質疑に、理事者から、法定外繰り入れの財源は市民の税金であり、また被用者保険の方からは支援金が出ており、二重、三重の負担となるのでやめてほしいとの話もある。国では、公費を投入し、国保の安定を図る中、法定外繰り入れを行わないとの方向性を出しているので、当市としても行う考えはないとの答弁がありました。  また、委員から、財政調整基金が30年度に約4億円積み立てて約10億円となったが、何か目指すところを持っているのかとの質疑に、理事者から、基金の保有額は過去3年間の保険給付額の平均の100分の5以上に相当する額が目安とされており、当市の場合は6億5,000万円が目安となるが、保険給付の精算分や翌々年度に支払う事業費納付金の分を加味しているため、適当な額と考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第101号平成30年度上越診療所特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第105号平成30年度上越介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員から、介護認定審査会1回当たりの審査件数をふやし、開催回数の縮減を図ったという記載があるが、どういう内容なのかとの質疑に、理事者から、介護認定の有効期間の上限がこれまでは12カ月であったものが、27年度の制度改正に伴い、24カ月まで設定できるようになり、全体の審査の件数が減少したことから、審査会の開催回数が減少しているとの答弁がありました。  また、委員から、地域包括支援センターを11区に再編して1年経過したが、市民への周知が不十分のように感じているがどうかとの質疑に、理事者から、元気な方には余り必要がないので、伝わりにくいと感じている。地域の相談窓口であるというチラシをいろいろなところで配布し、周知させていただいている。有効に利用していただけるように引き続き周知に努めていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第109号平成30年度上越後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員から、後期高齢者の保険料率が制度創設以来初めて引き上げられ、大変厳しい状況が続く中で、高齢者は医療機関にかかる機会もふえてくるが、健康維持に向けた取り組みはどうかとの質疑に、理事者から、まず健診を受けてもらい、自分の体を理解した上でそれに合わせた生活習慣を変えるような保健指導を行っていくほか、各町内で実施している健康講座への参加の促進など、予防活動をしていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第110号平成30年度上越病院事業会計決算認定について、理事者の説明の後、委員から、外科の患者数が大きく減少しているのはなぜかとの質疑に、理事者から、外科の医師については、自治医大から派遣いただいていたが、この9月で終了し、外科の医師の減少が見込まれている。外科手術のうち、がんについては、手術後5年の生存期間が一つの節目となっており、その間はきちんと患者のケアをしていく必要があるが、外科医の減少を想定し、手術を控え目にしていたことから、患者数が減少したとの答弁がありました。  また、委員から、病院の改築について、計画がおくれているようだが、以前示された年度別計画に変更はないかとの質疑に、理事者から、基本計画を今年度に策定し、その後基本設計、実施設計が2年から3年かかる予定である。また、建設工事については、以前は4年かかると考えていたが、3年程度でできるのではないかということで、今議論しているところである。基本構想時に計画していた令和7年度の開院は、できるだけ変えずにいきたいと思っているが、今まさに基本設計策定の中で考えているところであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第127号上越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、理事者の説明の後、委員から、今までは市が全面的に保育について責任を持ち、役割を担っていたと思うが、この改正によって市の役割は縮小されるのではないかとの質疑に、理事者から、今回の制度改正は、全国的に待機児童の状況がある中、子供を預けやすい環境を国が検証した上で、認定保育園との連携が義務づけられているものが緩和された。当市には該当する施設はないが、国の基準に基づいて条例の整備を行った。市の保育に対するかかわりについては何ら変わらず、これまでどおり子供たちの健やかな育みに向けてできることは引き続きやっていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第129号上越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第116号令和元年度上越国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第118号令和元年度上越介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第119号令和元年度上越後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、自治・市民環境部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項3目中、市民相談センター運営費で、委員から、弁護士、司法書士の無料相談について、1回の相談で問題が解決せず、もう一度相談したい場合の対応はとの質疑に、理事者から、無料相談は1人1回に限っており、2回目以降は個人で依頼していただくようお願いしているとの答弁がありました。  4款2項1目中、環境政策総務事業で、委員から、プラスチックスマートについて、環境省が推進する海洋プラスチックごみ対策の取り組みであり、非常に重要な課題だと思っているが、当市としての取り組みはどうかとの質疑に、理事者から、まずはごみの減量化やポイ捨て、不法投棄をなくす取り組みが一番身近なところで取り組めることだと思っている。クリーン活動など、生活環境の美化活動がプラスチックごみの減量につながっていくと思っているので、今後も市民とともに一生懸命取り組んでいきたいとの答弁がありました。  4目中、鳥獣保護管理事業で、委員から、熊が町なかに出てきており、わなの設置だけではなく、麻酔銃など次の対策が必要ではないかとの質疑に、理事者から、熊が高田に出没した当時は上越圏域に麻酔銃がなく、長野県の業者から来てもらった。現在は、環境科学センターで麻酔銃を配備すべく準備しており、準備が整えば使用できるようになるとの答弁がありました。  5目中、省エネルギー・新エネルギー普及推進事業で、委員から、住宅用太陽光発電システムの補助制度において、申請件数に対し、補助件数が10件少なかった理由は何かとの質疑に、理事者から、申請は前期と後期に分けて2回受け付けしており、前期で枠を超えて申請があったため、抽せんの結果、抽せん漏れとなったものが4件、本人が申請取り消しをしたものが6件であるとの答弁がありました。  3項2目中、ごみ処理対策事業で、委員から、上越地区における広域最終処分場候補地検討委員会が設置されたが、市はどういう役割となるのかとの質疑に、理事者から、現在県では委託業者を選定して調査に着手している。市としては、そういった調査に係る規制や地域の情報などを情報提供することが一つ役割としてある。また、検討委員会に先立っての打ち合わせに参加したり、会議のオブザーバーとして部長が参加している。今後検討が進んでいく中で、候補地の地域への説明など、地元として県と連携して取り組んでいきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第106号平成30年度上越地球環境特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第126号上越市印鑑条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、後回しにした議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、採決した結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  続いて、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○武藤正信議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。  次に、農政建設常任委員長の報告を求めます。  12番、小林和孝委員長。              〔小 林 和 孝 議 員 登 壇〕 ◆12番(小林和孝議員) これより農政建設常任委員長報告を申し上げます。  去る9月4日に当委員会に付託されました議案15件について、9月11日、12日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも認定、可決すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、農林水産部に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、6款1項2目中、芙蓉荘管理運営費で、委員から、芙蓉荘のほかの施設も含め、所管の施設の管理、運営について課題はあるかとの質疑に、理事者から、芙蓉荘でいえば設置から40年が経過しており、老朽化について大きな問題意識を持っている。市では、施設の重複、老朽化、将来的な利用者の減少、更新費用の増大などの資産管理上の課題を検討し、令和2年度に向け個別施設計画をつくることとしており、今後施設のあり方については慎重に検討していきたいとの答弁がありました。  ラーバンセンター管理運営費で、委員から、昨年より利用者が1割以上ふえており、上越妙高駅の開業効果が大きいと思うが、一方で老朽化が進んでいるのではないか。ニーズに応えながら利用促進を図っていくとあるが、今後の方針はあるのかとの質疑に、理事者から、上越妙高駅の開業によって、企業の説明会などの新しい使われ方をしているため、所管施設の中でも利用人数が増加している。今後上越妙高駅が発展していき、市主催の事業やさまざまな団体の利用が多くなれば、安全、安心のための修繕だけではなく、利用者の皆さんが使いやすい、ニーズに合ったものを予算要求していきたいとの答弁がありました。  農村公園管理運営費で、委員から、農村公園は都市公園に比べ、利用状況も少ないと推察しているが、利用実態をどのように把握しているか。また、実態を踏まえ、地元町内会への譲渡などの検討は進んでいるのかとの質疑に、理事者から、利用の状況については、町内会からは防災訓練の集合場所や老人会のゲートボールなどでの利用があると聞いている。市が施策として設置した農村公園を町内会の要望があれば譲渡するという形にはなるが、そこまでに至らないのが現状である。利用状況を踏まえ、すぐに譲渡ということではなく、まずは利用していただける環境整備をし、維持管理で苦労されている部分に関しては、市として何ができるかを一緒に考えていきたいとの答弁がありました。  大池いこいの森ビジターセンター管理運営費で、委員から、ビジターセンターの利用実績に対する公費負担と統廃合についての考え方はとの質疑に、理事者から、管理をNPO法人に委託しており、人件費等もあるため、支出が大きくなってしまうのはいたし方ないと思っている。施設の処分制限期間が今年度で終了し、所期の目的を達成したこと、また現在自然環境学習の場ではなく、専ら他の用途に使われていることから、施設を休止、あるいは条例廃止という形で考えているが、地域の皆さんで運営したいという機運が高まっているところであり、市がどういう形で支援できるか、地域の皆さんと一緒に手を携え、ビジターセンターの活用を考えていきたいとの答弁がありました。  農地渇水対策事業で、委員から、昨年の中山間地域の干ばつを踏まえ、揚水ポンプの設置や新たなため池をつくるなどの対応は考えていたのかとの質疑に、理事者から、天水による営農を行っている中山間地域を中心に被害が発生した状況を踏まえると、新たな水源としてため池の整備等は一つの対応策であるが、水源が十分ではないという状況の中で、水稲にかわるソバや山菜などの作物への転換についても、制度を説明しながら提案しているとの答弁がありました。  また、委員から、昨年度に被害があったにもかかわらず、今年度は渇水対策事業がないが、これでよいのかとの質疑に、理事者から、昨年は予備費で対応したが、制度化して予算化することまでは考えておらず、必要に応じてしっかりと対応していきたいとの答弁がありました。  3目中、園芸振興事業で、委員から、鳥獣被害対策を県が積極的に取り組んでいないように見えるが、連携してもっと進められないのかとの質疑に、理事者から、県に対してはさまざまな要望を出しているが、県の対策が後手に回っているところもある。市では、電気柵の更新に対する補助事業を県を頼らず立ち上げたり、ことしからは被害に遭っていない箇所での電気柵設置も支援しているが、市の負担が大きいという状況も踏まえ、必要なものはしっかりと要請していきたいとの答弁がありました。  また、委員から、学校給食用野菜の地産地消について、地場産使用率の低い地区を重点的に支援しながら取り組んだようだが、使用が進まず使用率が下がっている状況にあるのはなぜかとの質疑があり、理事者から、生産量が落ちたために使用が進まなかった一方で、区内での使用は減ったが、他区への納入分も含めると使用が伸びているところもある。各区の学校によってさまざまな流通の体系をとっており、ばらつきが出ているものの、市内全体の使用率を14%までに押し上げてきたとの答弁がありました。  安塚地域産業振興施設管理運営費で、委員から、焼失した雪室解体費について、事業者との交渉の状況はとの質疑に、理事者から、今年度に入り、再建に当たっての設計費用も固まり、それをもって賠償請求額とすることが妥当ではないかということで先方との交渉を進めているところである。実際に確定がいつになるかは明確には答えられないが、雪室の再建スケジュールに間に合うよう進めていきたいとの答弁がありました。  2項3目中、林道大町躰畑線整備事業で、委員から、かなり長く続いている事業だが、どれくらいのスパンで計画しているのかとの質疑に、理事者から、平成17年度から開始した事業で、これまでの間、構造物を要する急峻な地形の工事があったため、工事費に比較して整備延長が延びていなかったが、平成30年度は林道450メートルの工事を行い、事業進捗は60%を超えたところである。県からの補助も受けながらの工事であり、県の財政状況もこれから厳しいということもあるが、なるべく早く全線を開通させ、森林整備事業の促進につなげていくよう努力していくとの答弁がありました。  4目中、南葉高原キャンプ場管理運営費で、委員から、南葉山荘が平成30年に焼失し、今後の運営について検討する必要があるとしているが、現在の検討状況はどうなっているのかとの質疑に、理事者から、指定管理者からは焼失した建物と同様のものを建ててほしいと要望されているが、今後の維持管理費を考え、新たな建設は行わないこととしている。オートキャンプ場とする提案もしたが、指定管理者からは、南葉高原キャンプ場全体の位置としては南葉山荘は少し離れており、維持管理は難しい部分があるとの懸念の声をいただいている。南葉高原キャンプ場を活性化するような、建物にかわる新たな利用方法があるのであれば、指定管理者とともに検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、都市整備部に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項7目中、景観デザイン事業で、委員から、南本町3丁目の活動を年数をかけて行っているが、市内各所に波及させていく考えはあるかとの質疑に、理事者から、現時点で具体的に他のどこの地域で行うかという予定はないが、南本町3丁目のように、地域の皆さんで景観づくりがしたいという声があれば、一緒にかかわっていきたいとの答弁がありました。  8款2項2目道路維持費で、委員から、舗装や外側線の道路修繕工事で市や県の管轄の区分はどのようになっているのか。市民の目から見れば、市道であっても県道であってもラインが消えているのに変わりはない。県や警察と連携をとりながら、全体として対応がとれないかとの質疑に、理事者から、ライン標示については、市では主に外側線や白のセンターラインを引いており、横断歩道やはみ出し禁止の黄色のセンターライン等、規制のかかるものは警察が引くことになっている。市としても道路の維持管理等について関係機関が集まる機会を捉え、必要な道路修繕や工事についてはしっかりと要望していくとの答弁がありました。  5目橋梁整備事業で、委員から、平成30年度の事業の進捗状況についての質疑があり、理事者から、春日山橋は平成30年度から平成31年度へ繰り越しをし、今年度中に完了の予定で、稲田橋は令和2年度に完了の予定である。有間川橋は供用を開始したが、旧橋の撤去が令和4年までかかる予定であるとの答弁がありました。  3項1目中、河川管理費で、委員から、突発的な集中豪雨の際には樋門の操作が重要になってくる。毎年の管理は十分にされているのかとの質疑に、理事者から、各課が所管する樋門があるが、統一的な操作ができるように河川海岸砂防課が一元的に町内会へお願いをしているところである。逆流が起きたらすぐに閉めるという行動を徹底するよう、要請があれば職員も操作員と一緒に操作をするなど説明会も行っている。特に川が増水している中での夜間の作業は危険が伴うため、1人で行動しないように周知するとともに、川に近寄らなくても水位計で水位がわかるといったような工夫も引き続き進めていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第103号平成30年度上越下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員から、高齢化を迎えて接続を行わない世帯があると思われるが、どのように捉えているかとの質疑に、理事者から、生活排水処理推進員が各戸に訪問し、高齢化やひとり暮らしの状況等を把握している。まずは、公平に下水道の使用料や負担金を納めていただきたいという話をしているが、状況等を勘案し、補助制度を紹介するなど、相手方の話も聞きながら推進活動をしている状況である。引き続き相談に乗りながら接続を進めていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第104号平成30年度上越農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第107号平成30年度上越新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、委員から、未販売の分譲地があるが、今後はどこが所有し、窓口はどこになるかとの質疑に、理事者から、土地区画整理事業の保留地として市が所有しており、3月で特別会計を閉めた時点で普通財産として用地管財課に引き渡しをし、引き続き販売をしているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第108号平成30年度上越浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第132号市道路線の認定について、理事者の説明の後、委員から、夷浜12号線は、東西の道路と継続すると一直線上になるが、ここだけ単独で認定する必要があるのか。また、完成後は新たに変更となるのかとの質疑に、理事者から、八千浦地区の北側周回道路は、黒井からの八千浦環状北線として1本で市道認定されており、夷浜住宅団地の部分は夷浜環状線、また西ケ窪浜から整備してきたものは西ケ窪浜4号線として認定されている。今回は、新たに事業着手する部分のみ認定させていただき、今後トータルで市道認定し、幹線として位置づけるかどうかはこれから考えていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第133号工事請負契約の締結について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、委員から、大島区の道田線は、以前も何回か災害に遭っている場所であり、2年前も災害復旧工事を行っている。当時しっかり調査をして工事するとの説明であったが、工事は万全であったのか。また、今回の工事はどのような内容なのかとの質疑に、理事者から、当該の土地が風化しやすい泥岩であり、夏の暑さと冬期間の融雪水の影響で、前に復旧した場所の脇の部分から崩れ始めたため、復旧した場所も一緒につられるように落ちてしまったという状況である。前回はのり面をコンクリートで押さえつける一般的な工法だったが、今回は土質に合わせた勾配でのり面を切っていくという最も確実な方法で復旧するよう考えているところであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第117号令和元年度上越農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、後回しとした議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、採決した結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、ガス水道局に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第111号平成30年度上越ガス事業会計決算認定及び利益の処分について、理事者の説明の後、委員から、温暖化や人口減少等による売り上げの減少や、オール電化など他のエネルギーへ移行する傾向がある中で、今後どのように取り組んでいくのかとの質疑に、理事者から、第2次中期経営計画を根底に置き、堅調、堅実な経営に努めているところである。低圧導管耐震化事業が完了し、これからは大きなインフラの整備は控えていないところであるが、継続した施設の点検、検証を踏まえた中で、管路の更新等にも努めていかなければならないと考えている。いずれにしても、厳しい経営環境ということに変わりはないが、経費の縮減を継続的に進めながら、今後も事業展開に努めていきたいとの答弁がありました。  さらに、委員から、旧北本町ガス供給所の特定有害物質の調査を今後も続けていくとあるが、現在の状況はとの質疑に、理事者から、昨年から年1回4項目で地下水の調査をしている。水質基準値を上回るものは出ておらず、汚染物質が拡散されていないことの証明になると思っているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく認定、可決すべきものと決しました。  次に、議案第112号平成30年度上越水道事業会計決算認定及び利益の処分について、理事者の説明の後、委員から、漏水の戸別音聴調査を行っているが、現在どういう状況なのかとの質疑に、理事者から、平成30年度は有収率が92.9%となっており、全国平均や新潟県平均からは2ポイントから3ポイント程度高い状態を維持できている。実際に漏水は本局、営業所を含め70カ所ほどあり、修理をしているとの答弁がありました。  また、委員から、調査のサイクルはどのように考えているかとの質疑に、理事者から、現状は4年に1回の周期を考えている。発見率が高ければ回数を維持しなければならないが、一巡、二巡するうちに漏水がないようであれば、もう少しスパンを広げていく。また、戸別調査のほかに浄水場や配水池からの送り出しの部分で本管に流量計を設け、夜間の配水量で漏水を調査しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく認定、可決すべきものと決しました。  次に、議案第113号平成30年度上越工業用水道事業会計決算認定について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第130号上越市水道事業給水条例の一部改正について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第131号上越市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第120号令和元年度上越水道事業会計補正予算(第1号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、農政建設常任委員長報告を終わります。 ○武藤正信議長 農政建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。  次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。  9番、田中聡委員長。              〔田 中 聡 議 員 登 壇〕 ◆9番(田中聡議員) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。  去る9月4日に当委員会に付託されました議案5件について、9月5日、6日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも認定、可決すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、教育委員会に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、2款1項7目中、新水族博物館整備事業で、委員から、電柱移設に係る補償料が掲載されているが、まだ残っている電柱の進捗状況はどうかとの質疑に、理事者から、現在日本海テラスのほうについてはクリアできたが、イルカプールのほうは現状のままである。移設には経費がかかることも含め、今後知見が集まったり、技術の進歩や周りの状況が変化することなどを踏まえる中で対応していかなければならない課題であると考えているとの答弁がありました。  3款2項4目中、放課後児童クラブ運営費で、委員から、校外で運営している児童クラブは、老朽化に伴い、改修が必要とされているが、耐震等安全性の確保、また猛暑や寒さへの対応はされているのかとの質疑に、理事者から、富岡、高志の児童館は耐震工事がされている。プレハブについては、耐震は確認できていないが、安全対策に努めている。猛暑が続いたことで、プレハブの一部でエアコンのききの悪いところがあったが、今後も状況を確認し、エアコンの増設等を取り入れながら進めていきたいとの答弁がありました。  また、委員から、特別な支援を要する児童の人数と受け入れ態勢強化の状況はどうかとの質疑に、理事者から、特別支援学級に在籍する児童が62人、さまざまな特性のある気になる児童が158人、合わせて220人利用している。気持ちが落ちつかなく手が出たり、暴言を吐いたりする児童は支援員が対応しており、研修を通じて質の向上を図っている。なお、児童クラブだけで対応できないときは、学校教育課へ連絡をいただき、相談員と一緒になって対応しているほか、教育補助員から協力いただいて対応している児童クラブもあるとの答弁がありました。  10款1項3目中、教育研究事業で、委員から、特別支援教育コーディネーターの仕事とはどういう内容かとの質疑に、理事者から、特別支援学級の運営のあり方や時間割の検討、担任が不在時の代替などの検討、また特別支援が必要な児童生徒の支援のあり方について検討をする校内委員会の会議の運営に当たっているとの答弁がありました。  2項1目中、小学校施設管理費で、委員から、廃校となった小学校、特に浦川原の2校の利活用の進捗状況と管理状況はどうなっているかとの質疑に、理事者から、地域の皆さんがそれぞれの思いを持って過ごされてきた学校であり、間違っても荒れ果てていると思われるような管理は絶対避けなければならないと考えており、責任を持って管理していきたい。また、利活用については検討しているところであるが、なかなかよい案に結びつかないので、お待ちいただきたいとの答弁がありました。  また、委員から、事業目的に適切な施設の維持管理を行い、児童が安全で安心して学校生活を送ることができるよう環境を維持するとあるが、平成30年度時点で、危険な箇所や点検、整備が必要な箇所の把握状況はとの質疑に、理事者から、各学校から今現在のふぐあいの箇所や今後老朽化が進むおそれのある箇所が上がってきており、それを施設担当の技師が現場で確認し、翌年の予算要求をして修繕を実施している。長寿命化を図るためには先手を打った修繕も必要であり、そういった要素も含まれているとの答弁がありました。  2目中、学校安全推進事業で、委員から、学校安全ボランティア養成講習会が開催されているが、各学校では防犯や安全確保にどのように結びつけているかとの質疑に、理事者から、学校の職員、保護者、学校安全ボランティアを対象に学校安全ボランティア研修会を行っており、登下校の安全や各学校における防犯への取り組みについて研修したものをそれぞれが持ち帰り、学校の防犯を再度考えていただこうとしている。特に学校の安全マップに危険箇所など修正を加えながら、子供たちをどのように地域で守るかを考えていくための研修会としているとの答弁がありました。  6項2目学校保健管理費で、委員から、生活習慣予防教育の推進で小中学生の血液検査の必要性が理解されてきたと思うが、検査の結果、例えば高脂血症等、疾患が疑われる子供、家庭への指導はどのように行っているのかとの質疑に、理事者から、平成30年度から全面無償化ということで小学校5年生、中学校2年生を対象に脂質検査等、血液検査を実施している。所見が悪い子供については、個別指導という形で生活指導を行っているほか、保健だより、学校だより等により保護者には逐次健康に関する指導を行っている。また、PTA活動や総会の席を活用しながら、一丸となって健康指導に向かっているとの答弁がありました。  3目中、地域スポーツクラブ育成事業で、委員から、会費や事業収入の減少などにより財源の確保が課題となっているとしているが、今後健康づくりや地域づくり、また生きがいづくりの面において、横串を入れた取り組みを想定しながら、クラブをグレードアップする考えはないかとの質疑に、理事者から、総合型地域スポーツクラブにおいては、地域の中でのスポーツを通じた健康増進や地域の活性化につながるような活動が行われることを期待している。ほかのクラブやまちづくり振興会等との連携の考えもあると感じていることから、まずは各クラブの実態やその地域に合った連携について、場合によっては市も支援しながら、その中で財源面を含めたよりよいクラブの活動になっていくことを見ていきたいと考えているとの答弁がありました。  さらに、委員から、総合型地域スポーツクラブの設立数が11であり、もっとクラブを設立してほしいという思いがあるが、ほかに設立できない原因を把握しているかとの質疑に、理事者から、クラブが立ち上がるためには地域に鍵となるような団体や個人の方がいて、その方を中心に関係する皆さんを巻き込みながら進めることが必要と思っている。スポーツ推進委員は、市内5ブロックで活動しているが、ブロックの活動の中で必要に応じてクラブのない地域で何か活動できないかということもあわせて検討を始めているところである。引き続き現場に入り、何か方策がないか研究していきたいとの答弁がありました。  6目学校給食費で、委員から、学校給食費の収納率が30年度に下がった原因は何かとの質疑に、理事者から、徴収については、制度変更し、全ての銀行のあらゆる口座からの振り込みを可能にすると同時に、学校関与をやめて、収納課で全て処理する仕組みにした。この場合、どうしても法の強いほうから充てていくという仕組みもあるので、そういう問題もあるが、平等性、公平性の観点からしっかり対応させていただき、制度を運用していきたいと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第121号上越市立体操施設条例の制定について、理事者の説明の後、委員から、条例に載せる施設名称の決め方がわかりづらいが、何か基本的なルールはあるのかとの質疑に、理事者から、明快なルールはないが、条例上の名称と愛称をどうするかという場合の最近の傾向については、本来の条例名称に愛称的な名称を加えて条例名称にするパターンと、条例上の名称と愛称を分けるパターンがある。施設のありようや利用の仕方を総合的に勘案し、判断しているとの答弁がありました。  また、委員から、市が直接運営する期間はどの程度を想定しているかとの質疑に、理事者から、指定管理に移行する場合、サービスの向上とあわせて経費削減の可能性があるのかという点も重要な項目になってくる。管理の実績を積み上げていき、支出がおおむね見えてくる時期が一つのポイントになると考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第128号上越市立幼稚園条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明の後、10款2項3目中、板倉区小学校統合事業で、委員から、統合後の小学校として使用する針小学校の耐用年数があと20年程度と仮定すれば、将来的なことを考え、新築も視野に入れて検討する必要があるのではないかとの質疑に、理事者から、統合するので新しい校舎でという気持ちはあるが、20年後の状況を見通す必要がある。また、市民からも過大な投資ではなく、妥当であろうと御理解いただける整備費の中で対応したいと考えている。このことは、統合校のPTAの皆さんにお話をし、新しい校舎にはならないことを説明した上で統合の了解をいただいたところであるとの答弁がありました。  6項4目中、体育施設管理運営費で、委員から、上越体操場のオープン記念式典及び記念イベントにたくさんの方が来られると思うが、周辺の安全管理や駐車場、また観客席の問題はどのように対応するのかとの質疑に、理事者から、敷地の中に整備する駐車場が150台弱、天候が雪になれば近接する大潟町中学校、あるいは総合事務所などの駐車場を活用してマイクロバスでのピストン輸送を考えている。また、周辺の道路に交通安全に配慮した人員を配置し、万全な体制を検討していく。上越体操場は、2階に250席の観客席を用意する予定であるが、式典参加者の席は1階のアリーナ部分に設置し、その後体操の演技会では2階の席に回っていただくが、アリーナ部分にも一部席が設けられれば、同じフロアで同じ目線で見ていただくことも可能ではないかと調整している。さらに、ランニングコースも含め、施設全体を使って観覧していただけるよう計画を進めているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  なお、給食用食材の放射性物質検査の実施状況について、理事者から報告がありました。  次に、産業観光交流部に係る議案の審査についてであります。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明の後、5款1項1目中、雇用対策事業で、委員から、若者の自立支援事業のこれまでの経過として、関係機関と活動等について協議したとあるが、どういう課題があったのかとの質疑に、理事者から、若年者自立支援ネットワーク会議において、就職に対して困難な状況にある方の現状を把握されている関係機関の方と話をしながら取り組んでいるところである。若者のひきこもりや、その方個人の事情で就職に至るまでの環境が整わない状況を共有しながら、どのように就職に結びつけられる相談ができるかといったことを議論しているとの答弁がありました。  また、委員から、障害者の雇用率が上がらない原因はどこにあると考えているのか、また市はどのような働きかけをしてきたのかとの質疑に、理事者から、これまでハローワークと連携して合同就職面接会にも取り組んでおり、参加する事業所がふえ、それを踏まえて就職される障害者の方も徐々にふえてきている。障害のある方を受け入れる企業の理解がなければ雇用率は上がらないと考えており、理解いただけるような取り組みをハローワークなどと一緒に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  7款1項1目中、産業振興総務管理費で、委員から、産業振興において、経済対策のみならず、企業の経営者の思いや置かれている状況を正確に把握することが必要だと思うが、どのように感じ取っているかとの質疑に、理事者から、全国的に人口減少、少子高齢化が進む中で、企業は事業を続けたくても人材が確保できないといった基本的な問題や、事業承継などの経営者の高齢化に由来する問題を抱えていると考えているとの答弁がありました。  さらに、委員から、事業承継のための後継ぎがいないという大きな問題に対して市はどのように取り組んできたのかとの質疑に、理事者から、実際に問題意識を持っている経営者を対象に事業承継セミナーを開催し、県の事業引継ぎ支援センターと連携して、個々の企業の事情に即した個別相談を進めている。今後さらに効果を上げていくために、商業関係の団体等とも連携し、また国、県の政策を見ながら対応していきたいと考えているとの答弁がありました。  また、委員から、市にある観光資源や産業といったまちの個性を生かして育てながら、従来どおりの発想ではなく、今の消費者から求められるような新しい産業を支援していく考えはあるのかとの質疑に、理事者から、当市には多様な産業があり、地域の商工会でも厳しい状況の中、若手のネットワークを応援するなどの動きも出てきている。我々も地域に出ていき、地域の特性を生かした取り組みを後押ししていきたいと考えているとの答弁がありました。  2目中、企業誘致促進事業で、委員から、企業訪問件数が126件とあるが、その結果はどうだったかとの質疑に、理事者から、市内や首都圏、関西圏の企業を訪問しており、実際に平成30年度に進出した企業はないが、今すぐではないけれども進出を検討している、将来的には考えているといった企業に関しては、定期的に連絡をとりながら対応しているとの答弁がありました。  さらに、委員から、今後の課題として誘致する業種や業態の選定を含め、的確な誘致活動に取り組んでいく必要があるとのことだが、どのように進めているのかとの質疑に、理事者から、市は広域交通網の結節点ということで、製造業や道路貨物運送業、倉庫業を中心に誘致を進めてきた。これまでのように、労働集約型の大きな工場を誘致すれば雇用に直接影響が及ぶことが考えられるが、生産年齢人口が減っていく中で、市内の中小企業との取引が新たに見込まれる企業や直江津港を利用する企業を誘致できないかということも含め、戦略的な企業誘致について検討を進めているとの答弁がありました。  中心市街地活性化対策事業で、委員から、中心市街地の歩行者交通量調査について、高田の6地点で目標数に達していない理由はどのように分析しているかとの質疑に、理事者から、商店街周辺の居住者や事業所の従業員の減少のほか、商店街の中で公共交通機関の待ち時間を過ごす学生の絶対数の減少によるものが大きな要因であると考えているとの答弁がありました。  また、委員から、平成30年度に確認された高田、直江津の空き店舗の数はどれぐらいか、また直江津地区は水族博物館を核とした回遊に効果はあったと思うが、その活用につなげるという点で効果はどうだったのかとの質疑に、理事者から、3月末現在で高田では15施設、直江津は11施設が空き店舗となっている。直江津地区では、まちづくり上越という会社と連携して、空き店舗の活用を提案したり、相談を受けたりしている。また、空き店舗の活用補助金は2件の申請があったほか、水族博物館周辺中心市街地エリアやその周辺でも新規の出店があり、うみがたりができたことで商業が活性化している部分はあると考えているとの答弁がありました。  直江津港振興事業で、委員から、メタンハイドレートの商業化を見据え、国の進捗状況と市の具体的な取り組みはとの質疑に、理事者から、太平洋側は少し先行して試掘も行われているが、上越沖を含めた日本海側のメタンハイドレートの回収技術は研修の緒についたばかりであり、国の新たな計画の中では令和5年から9年にかけて商業化に向けたプロジェクトがスタートする方向で進んでいると聞いている。そのような状況の中、市ではエネルギーインフラが整っている直江津港を拠点としていただけるよう、毎年国へ要望しているところである。また、市民への啓発ということで、イベントの場を捉えたメタンハイドレートの周知や小学校5年生以上を対象とした出張授業など、次世代のことも考えながら、市全体で取り組みを進めていることを力強くPRしていきたいと考えているとの答弁がありました。  3目中、観光企画費で、委員から、SADO―JOETSU Passを造成したとあるが、どのような効果があったのかとの質疑に、理事者から、佐渡への個人の外国人旅行者をターゲットとしているが、現在は団体旅行の方が多いため、数としては成果が出ていない。しかし、上越を起点とした佐渡への旅行と交通の利便性を図っていくための事業であり、継続して実施している状況であるとの答弁がありました。  また、委員から、旅行会社や観光関係メディアを対象とした観光商談会、情報交換会等に参加したとあるが、上越市に今ある観光資源に加えて何が求められているかとの質疑に、理事者から、以前と違い、団体旅行の数が減ってきており、個人旅行については、旅行会社においてもニーズをつかみかねている状況がある中で、町なかの回遊性を取り入れた商品や富裕層を対象とした商品があるといいという話を聞いているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第102号平成30年度上越索道事業特別会計歳入歳出決算認定について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  最後に、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定について、採決した結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)について、採決した結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○武藤正信議長 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  15番、橋本正幸議員。               〔橋 本 正 幸 議 員 登 壇〕 ◆15番(橋本正幸議員) 日本共産党議員団の橋本正幸です。私は、日本共産党議員団を代表して、今定例会に提案された議案のうち、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初め13の議案について反対の立場で討論を行います。  最初に、決算認定に当たっての基本的な考え方を述べます。決算の認定に当たっては、貴重な財源がしっかりと市民の暮らしと安全、安心の観点から執行されているかどうかが問われます。その点で、30年度の決算を見た場合、村山市政には評価できるものがあるものの、それ以上に評価できないものがあることを率直に言わなければなりません。  まず、議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定についてであります。この平成30年度においては、子ども医療費の未就学児の完全無料化、また保育料の第2子の半額化を実施し、このことが今年度さらに拡充される平成31年度予算につながりました。子育て世代の負担軽減を図る施策を行ったこと、また中山間地の暮らしを支える施策にも引き続き留意している点など、評価できる点は幾つかあります。一方、地方交付税の削減という国の地方財政への圧迫はあるものの、殊さらに持続可能な行財政の確立を強調し、行財政改革と称して事務事業市民サービスの切り下げ、施設利用料などの引き上げなど、市民の負担をふやし続けています。市民や中小規模事業者からの強い要望である住宅リフォーム促進事業や、いわゆる商店等リニューアル助成事業等も、国の交付要件が厳しくなったとはいえ、予算規模が縮小され、さらには見直し、廃止の方向が検討されるなど、看過することができません。  こうした中で、後年度の維持管理など、財政運営を圧迫する上越体操アリーナ建設等、大型施設建設には多額のお金をかけてきました。さらには、一定程度の緊急事態に備えた財政調整基金は必要ではありますが、それ以上の財政調整基金の積み増しを行ってきました。市民サービスがしっかりと維持され、負担の軽減がされているのならいざ知らず、指摘したように暮らし圧迫、サービス切り下げの中にあっては、過度の積み増しをしてはなりません。  こうした意味で、平成30年度の決算は、基本的には住民の暮らしや安心、安全を視点に負担を軽減し、事務事業やサービスをより向上させるという本来の地方自治体の役割をしっかり果たしていると評価できるものではありませんでした。よって、平成30年度一般会計歳入歳出決算認定には同意することはできません。  次に、議案第100号平成30年度上越国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。私たちは、予算審議のときに、国保制度は被保険者の多くが低所得者であり、保険料は払える限界を超えている。都道府県単位の広域化では何ら構造的な欠陥は解決しないとして反対しました。しかし、市は広域化を無批判に受け入れ、私たちが主張してきた一般会計からの繰り入れや子供の均等割の免除などには賛同されませんでした。平成30年度は、国保税の引き上げは辛うじて回避できましたが、今後ますます暮らしを圧迫する危険性を内在しています。よって、国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に同意することはできません。  次に、議案第105号平成30年度上越介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。当市の介護保険制度は改善されたとはいえ、依然として全国でも高い保険料で推移し、同時に給付の段階でも重い負担を強いられてきました。私たちは、予算審議の際も一般会計からの法定外繰り入れを行って負担を減らすべきと主張してきましたし、新総合事業に取り組むことによって、利用者にとってのサービス内容の低下や事業者にとっての介護報酬の削減があってはならない、抜本的な改善策を講ずるべきであると主張してきました。今行政は、みずから果たすべき役割、責任を重視し、市民の負担を軽減するために全力を尽くすべきでありますが、この点で不十分だと判断せざるを得ません。よって、認定できません。  次に、議案第109号平成30年度上越後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてです。この制度については、制度創設以来一貫して述べてきましたが、この医療制度の保険料は、仕組みからいっても際限なく保険料の引き上げが続くことが想定されているものであります。高齢者の暮らしと健康を守るためにも、この欠陥制度の存在を黙って見過ごすわけにはいきません。速やかに撤廃して、もとの老人保健制度に戻すべきであります。よって、認定できません。  次に、議案第111号平成30年度上越ガス事業会計決算認定及び利益の処分について及び議案第112号平成30年度上越水道事業会計決算認定及び利益の処分についてであります。平成30年度の両予算を審議する際、私たちは、ガス水道局の新庁舎建設費の計上について反対しました。その理由は、建設の基本構想が確定されていない中で、議会にも建設の地元にもしっかりとした説明がなく、拙速な進め方をしている。公共施設等総合管理計画の見直しをしっかり進める中で、庁舎再編についても検討し、ガス水道局庁舎の今後の方向性を決めていくべきだとも主張してきました。その点、この1年間どうであったか振り返ったとき、不十分だと言わざるを得ません。よって、認定することができません。  次に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算(第3号)についてであります。この補正予算は、10月1日に導入予定されている消費税引き上げ関連でありますので、認めるわけにはいきません。  次に、議案第121号上越市立体操施設条例の制定についてであります。新たに供用開始される体操施設について、その管理等について定めることは当然でありますが、使用料について消費税増税を前提にしたものとなっており、反対するものであります。  次に、議案第122号一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について及び議案第123号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。この2つの議案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正したことに伴い、来年度から会計年度任用職員制度をスタートさせるための条例整備であります。今回の会計年度任用職員制度は、正規職員を原則とする公務員制度に大きな変更を加えるものであります。橋爪議員が総括質疑や総務常任委員会審査において明らかにしたように、現在の非正規職員の労働条件を一定程度改善する部分はありますが、1、非正規職員に対し、法的な根拠を与え、非正規雇用を合法化し、非正規化を進めることにつながりかねないこと、2、1年限定の雇用制度であり、市は任用期間の限度を最長1年、5年と定めて雇いどめすることにつながることは重大な問題です。市は、民間企業に雇用の確保と働くルールを徹底する立場にあります。フルタイム無期雇用が原則という国際的なルールからも、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心とする原則からも逸脱する可能性の大きいことに踏み出すべきではありません。よって、反対するものであります。  次に、議案第127号上越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び議案第129号上越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。この条例は、国の法改正に合わせるものだということで、現在当市では該当しないといっても、将来的に市の保育義務を縮小し、市の役割を運営のみに限定させることにつながっていく可能性があります。この条例改正は、公立保育所や公立幼稚園を減らし、施設、事業の供給を民間中心へとつなげる危険性をはらんでおり、反対するものであります。  最後に、議案第133号工事請負契約の締結についてであります。この工事の入札結果を見ますと、今回の入札でも最低の札を入れる業者がいつも同じという一位不動が見られました。私たちがこれまで紹介してきたように、全国市民オンブズマンの人たちは、一位不動は公正で競争性のある入札とは言えず、談合の状況証拠であると判断していますが、私たちはこの評価は正しいと思っています。よって、賛成できません。  以上で討論を終わります。 ○武藤正信議長 7番、橋本洋一議員。               〔橋 本 洋 一 議 員 登 壇〕
    ◆7番(橋本洋一議員) 会派創風の橋本洋一です。会派を代表いたしまして、今定例会に提案されました議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初めとする全議案に賛成の立場で討論を行います。  昨年度、平成30年度は、急速に進む少子化、高齢化と人口減少を背景とする諸課題への対応を重点に、とりわけ子育て支援の拡充に力を入れ、小学校就学前児童の医療費完全無料化や保育料の見直し、保育園の整備など、子育て世帯の経済的負担の軽減と子育て環境の充実に意を用いた市政運営に取り組まれました。さらに、まちづくりにおいては、新水族博物館うみがたりがグランドオープンとなり、県内外から予想を上回る来館者を記録するなど、地域のにぎわい創出と市内の回遊性向上など、まちの魅力向上と活性化に向けた取り組みを推進されたところであります。  一方、全国各地では、大規模な地震や集中豪雨、猛暑と干ばつなどによる被害が相次ぎ、当市においても河川の増水に伴う避難勧告の発令などの事態が生ずる中で、道路や農地の災害復旧、渇水対策に迅速、的確に対応するなど、安定した市民生活の確保に向け、全力で取り組まれたと高く評価するものであります。今や自然の猛威は、予想をはるかに超えるとか、これまでに経験したことのないなどの表現が珍しくないほど巨大化しておりまして、全国各地で想像を絶する災害を引き起こしております。当市も例外ではありません。市民の生命、身体、財産の保護、市民生活の安定に向けて絶え間ない努力と研さんを積まれるよう切望いたします。  さて、平成30年度予算は、社会資本整備総合交付金や学校施設環境改善交付金などの国の補正予算を積極的に活用し、平成29年度補正予算との一体的な運用を図る予算となりましたが、教育、福祉、子育て支援を初めとする市民生活を支える基礎的な行政サービスの確保、充実を図るとともに、第6次総合計画が目指すすこやかなまちの実現に向け、暮らし、産業、交流の3つの重点戦略と上越市まち・ひと・しごと創生総合戦略の取り組みを基軸とする重点的な予算配分を行い、子育て世代の経済的な負担軽減と教育環境の改善などの施策を着実に推進したものと評価いたします。  地方創生の取り組みでは、上越市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた事業を着実に実施するとともに、総合戦略を牽引する2つのテーマ、城下町高田の歴史・文化をいかした街の再生、雪室・利雪地域産業イノベーションに基づく取り組みを進め、「すこやかなまち~人と地域が輝く上越~」の実現に向けた施策を着実に推進しているものと評価いたします。  決算の概況を改定前の第2次財政計画と比較いたしますと、実質単年度収支はマイナス2億3,761万円で、3年連続の赤字となったものの、収支不足額は計画に比べて大幅に抑制することができました。また、財政調整基金の平成30年度末残高は、基金残高を減らしたものの、計画値より20億2,993万円増となる104億2,004万円を確保し、市債残高も計画値より58億8,494万円減の1,287億5,371万円となりました。  当市においては、財政計画に基づき、健全かつ計画的な財政運営に努めていただいているところでありますが、今後も第6次行政改革推進計画に掲げる取り組みを着実に進めることで、収支不足額を財政計画の範囲内におさめるよう、十分に意を用いていただきたいのであります。  最後に、議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算について申し上げます。歳入歳出予算に11億1,065万円を追加し、予算規模を年度当初比1.8%増の1,000億9,274万円とする増額補正で、主な内容は、小学校統合に伴う学校改修工事に係る実施設計委託料、防災重点ため池のハザードマップ作成経費、融雪被害に係る市道の復旧費であります。教育環境の改善、防災、減災への取り組み推進、営農への影響軽減などさらなる配慮をお願いするものであります。  以上、平成30年度一般会計歳入歳出決算認定を中心に賛成の理由を申し上げましたが、その他全議案について適切かつ妥当と判断し、賛成討論といたします。 ○武藤正信議長 討論の途中でありますが、この際、しばらく休憩いたします。          午前11時58分 休憩                                    午後 1時 0分 再開 ○武藤正信議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  討論を続けます。  5番、山田忠晴議員。               〔山 田 忠 晴 議 員 登 壇〕 ◆5番(山田忠晴議員) 会派公明党の山田忠晴でございます。公明党を代表して、今議会に提出されました議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初めとする全案件に賛成の立場から討論を行います。  平成30年度決算は、市長が提案理由でも述べておられますように、第6次総合計画の暮らし、産業、交流の3つの重点戦略をもとに、地方創生の視点もあわせ持つ決算でもあり、暮らしやすい上越、産業の発展、そしてインバウンドを含めた観光交流人口の拡大などにスピード感を持って積極的に取り組まれたことをまずは高く評価いたします。  それでは、具体的に申し上げます。第1に、目玉ともいうべき子育て支援の拡充策において、就学前児童の医療費完全無料化や保育料の引き下げなどの負担のさらなる軽減や、保育園整備などの環境改善に取り組んだことを高く評価するものであります。  第2に、重点戦略でもある産業において、特に中小企業・小規模企業振興基本条例のもと、上越産品のブランド化や販路拡大、ものづくり企業へのきめ細かな支援の取り組みを初め、また農業分野でも主力の米政策はもとより、中山間地農業の支援、雪下、雪室野菜も含めた園芸振興を進める中で、新規就農者の雇用も含め、持続的な農業経営の進展に取り組まれたことにも大いに評価するものであります。  第3に、選ばれるまちを目指す中で、何よりも6月オープンした新水族博物館を核とした地域活性化策などの取り組みを初め、当市の魅力を高める城下町高田の街の再生を目指したにぎわい創出や周遊を促進する数々の取り組み、そしてリニューアルオープンした歴史博物館が高田公園のさらなる価値を高め、来訪者がふえたことなども高く評価いたします。  第4に、お年寄りの暮らしを支えるために、今後の地域福祉のあり方を定めた地域福祉計画の策定を行うとともに、認知症対策としての上越市版オレンジプランの策定を行うなど、一層高齢化が進む中で、暮らしの安心感を高めるためのさまざまな福祉施策に取り組まれたことも大いに評価いたします。  第5に、若者の定住促進につきましても、UIJターン施策も含め、学生へのインターンシップ事業や企業見学ツアー、大学での企業説明会、さらに創業支援ネットワークを核として、創業セミナーや個別相談等、精力的にきめ細かい支援に取り組まれたことは高く評価するものであります。  財政につきましても、公の施設の再配置など、行財政改革を的確に進めながら、財政調整基金を30年度末104億円確保するなど、財政健全化を見据えた財政運営を行いました。これからも厳しい財政環境が続くと思われることから、引き続き行政の効率化のため、事務事業の整理やトータル行政コストの削減にも取り組んでいただくことを望みます。  最後に、補正予算に盛られた来春供用開始となる上越市立体操場の維持管理費に関連してでありますが、この体操場が体操の北信越ブロックの大会の開催を初め、市民向けの各種教室、保育園、小中学校などの体育授業の学習にも大いに利活用していただきたいと強くお願いするものであります。  以上、さまざまな観点から賛成の理由を申し上げましたが、ここ上越市が北信越地域の拠点としてさらに発展していくことに違いないとの期待を込め、私ども公明党は、この30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初めとする全ての案件が妥当であると判断し、賛成討論といたします。 ○武藤正信議長 1番、小竹俊之議員。               〔小 竹 俊 之 議 員 登 壇〕 ◆1番(小竹俊之議員) 会派輝の小竹です。議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初め全案件に賛成の立場で討論を行います。  国の経済は、政府が進める成長戦略の取り組みもあり、雇用、所得環境の改善が見られ、全体として景気は緩やかな回復基調にあるとされていましたが、市内経済を見ると、小規模事業者を中心に景気の回復を実感できない状況が続いており、国の成長戦略の成果が隅々まで行き届いているとは言えません。こうした国の状況を受け、計画的な財政運営のもと、国の補正予算を含め、国、県の補助財源等を活用し、地方創生を初めとする地域の活性化に資する事業と市民生活を支える基礎的な行政サービスの確保と充実を目指してこられました。近年地方自治体の多くが厳しい財政運営を迫られており、無論当市も例外ではありません。そうした中、当面の厳しい財政見通しの上で、より効果的となるよう事務事業を見直し、また将来への財政圧力の増加とならないよう、支出の先送りをしない行財政運営を評価するとともに、引き続き健全かつ効果的な行財政運営に期待します。  次に、第6次総合計画の重点戦略に基づく取り組みについて述べさせていただきます。交流の戦略において、新水族博物館うみがたりのオープンは、県外客の市内への回遊を生み、それを見込んだ事業者の取り組みも始まるなど、市内経済への好影響を与えました。また、インバウンド需要への対応としては、SNSを利用した外国人の興味、関心が高い観光資源の把握、そして佐渡市と連携した取り組みがされました。今後世界遺産登録に絡み、佐渡市への観光客が増加する可能性を踏まえ、その大きな機会をしっかりと捉えられるよう、さらなる取り組みを進めていただきたいと思います。  まち・ひと・しごと創生総合戦略の結婚・出産・子育て分野においては、就学前の子供に対する医療費の完全無料化等、子育て世帯への経済的負担軽減や教育環境の改善を推進してきた結果、出産や子育てがしやすいと感じる市民の割合が総合戦略策定前と比べ、53.8%から64.0%と10.2ポイント上昇しており、特に若い世代においてその傾向が見られることから、大きな成果として評価すべきものであると考えます。  最後に、議案第114号令和元年度上越一般会計補正予算について、温室効果ガス排出抑制に向けた国の事業に実証施設として採択されましたが、世界的に再び環境問題がクローズアップされてきている中、さらなる環境負荷の低減につながる取り組みを推進していっていただきたいと思います。  以上、平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初め全案件が妥当であると判断し、賛成討論といたします。 ○武藤正信議長 30番、永島義雄議員。               〔永 島 義 雄 議 員 登 壇〕 ◆30番(永島義雄議員) 私は、会派みらいを代表して、今定例会に提出されました議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定を初め全ての会計決算認定と、議案第114号令和元年度一般会計補正予算を初め全ての会計補正予算、その他条例の一部改正などの全ての議案に対して賛成の立場で討論を行います。  まず、平成30年度における市政運営を総括いたしますと、まちづくりにおいては、昨年6月にグランドオープンした新水族博物館うみがたりの予想を大きく上回る入れ込み、本年8月には入場者100万人を達成しました。直江津、五智地区における回遊が活性化し、市内経済に好影響をもたらしており、当市の観光拠点としてますます成長を期待するものでございます。しかしながら、重要課題の人口減少と少子高齢化が進む中にあって、子育て支援の拡大に注力され、小学校など子育て世代の経済的負担の軽減と子育て環境の充実が図られることを大いに評価するものであります。  昨年同様に、本年も、8月14日に国内最高気温となる40.3度を記録するなど猛暑が続いております。また、近年の台風や集中豪雨はいわゆる想定を超す自然災害が各地で猛威を振るっております。行政の責務は、市民の生命と財産を守ることであることは、言われておりますが、この間の当市における災害に対する取り組みを大きく評価しており、引き続き激甚下で豪雨、被害等に備える市民生活の安全、安心に向けた取り組みをお願いするところでございます。  それでは、第6次総合計画の重点戦略に沿って主な事業の成果について賛成の理由を申し上げます。初めに、暮らしの戦略であります。地域の課題の解決や生活向上に向けた皆さんの自発的な取り組みを支援するための地域活動支援事業を継続して実施したほか、地域協議会が主体となって事業採択の方針の成果などの見通しが行われました。また、第2次地域福祉計画が策定され、地域における互助、共助などの今後、防災を含めたフルセット型の行政サービスからの転換を図るための仕組みづくりの提案がなされたものと高く評価をしております。また、増加が見込まれる認知症の人や、その家族を支援する上越市版のオレンジプランを策定するとともに、中山間地における安全、安心の暮らしの推進に当たり、集落づくりの推進員が集落の皆さんと将来を展望するなど、市民一人一人に寄り添った人づくり、地域づくりに向けた取り組みが行われましたことは、高く評価するものでございます。  次に、産業の戦略では、懸案であった中小企業と小規模企業の活性化と持続可能な成長の促進などを目的として制定されました中小企業・小規模企業振興基本条例の理念が意欲ある事業者の支援につながり、広がりを見せていることを期待するところでもございます。メイド・イン上越に認証した特産品の市内販売コーナーの増設や上越妙高駅構内のデジタルサイネージを活用し、販路拡大のPRに取り組まれました。さらには、中国・大連市で開催された大連日本商品展覧会に出展された市内企業の販路拡大に向けた支援のほか、雇用の確保に向けた市内企業に当市出身者の就労定着に向けた取り組み、まことに当を得た感じがいたします。  次に、交流であります。この交流人口の拡大こそが、地域資源を生かした観光地域づくりに向けて、多様な観光資源をめぐるツアーの実施により、市民の皆さんが地域の魅力を伝え、旅の付加価値を高めていただく取り組みや外国人旅行者に向けたSNSの発信など、誘客促進に努められました。高田の中心市街地においても、さまざまな資源を活用し、より一層の活性化に向けた取り組みを期待するものであります。特にイベントのときだけ人が集まるのではなく、平時のときから平均して観光客が訪れるような町なかにしていただきたいと思います。  また、北前船の日本遺産認定を契機とし、当市の関連文化財の周知が図られ、交流人口の拡大に向けられた取り組みが関係自治体としても行われました。また、昨年4月には全国さくらシンポジウムが県内で初めて当市で開催され、魅力が全国に発信されました。さらには、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、本年12月には県立武道館が、また来年1月には上越体操場がそれぞれ供用される運びとなり、国内外から多くのアスリートやその関係者をお招きし、にぎわいの創出と、人を中心とした交流が図れることと大いに期待を寄せております。  第6次総合計画と一本化に取り組まれているまち・ひと・しごと創生総合戦略について、昨年の事業に加えて本年6月には、雪が育んだ100年産業・製造業基盤強化事業が国から採択されました。本事業が製造業等の人手不足や技術の伝承に貢献し、新産業の創設ネットワークの強化などを通じて、地域の活力ある仕事づくりを牽引することを大いに期待するところであります。  最後に、他の地方自治体においては財政状況が危機的な状況であることが明らかになりました。財政健全化には数値目標を示した行政改革が行われようとしております。当市においては、村山市長が就任以来、行財政改革を断行し、成果を上げられておることを高く評価をいたしますとともに、引き続き市民に対する徹底した情報公開と説明責任を果たしてリーダーシップを発揮していただきたいと存じます。市政運営は、行政も市民も理想だけは高く、あるいは志も高く、しかし頭と姿勢は低く、忍耐と努力で地方自治体が直面している少子高齢化と人口減少の不況時代を乗り越えて、次の時代につなぐことができる持続可能な行政運営に当たっていただきたいと強く要望いたします。  以上、決算認定に当たり、主要事業成果の検証、政治姿勢と賛成の理由を申し上げました。補正予算、条例案など、いずれも適切であり、妥当であることを認め、賛成討論といたします。 ○武藤正信議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  まず、決算について採決いたします。  議案第99号平成30年度上越一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 ◆3番(丸山章議員) 議長、これより退席いたします。                〔丸 山 章 議 員 退 席〕 ○武藤正信議長 本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。                〔丸 山 章 議 員 復 席〕 ○武藤正信議長 議案第100号平成30年度上越国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第101号平成30年度上越診療所特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第102号平成30年度上越索道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第103号平成30年度上越下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第104号平成30年度上越農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第105号平成30年度上越介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第106号平成30年度上越地球環境特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第107号平成30年度上越新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第108号平成30年度上越浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第109号平成30年度上越後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第110号平成30年度上越病院事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  議案第111号平成30年度上越ガス事業会計決算認定及び利益の処分についてを採決いたします。  本件は認定、可決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本件は認定、可決することに決しました。  議案第112号平成30年度上越水道事業会計決算認定及び利益の処分についてを採決いたします。  本件は認定、可決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本件は認定、可決することに決しました。  議案第113号平成30年度上越工業用水道事業会計決算認定についてを採決いたします。  本決算は認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本決算は認定することに決しました。  次に、条例関係の議案について採決いたします。  議案第121号上越市立体操施設条例の制定についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第122号一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第123号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第124号職員の旅費に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第125号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第126号上越市印鑑条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第127号上越市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第128号上越市立幼稚園条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第129号上越市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第130号上越市水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第131号上越市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第132号市道路線の認定についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第133号工事請負契約の締結についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、補正予算を採決いたします。  議案第115号令和元年度上越一般会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○武藤正信議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第116号令和元年度上越国民健康保険特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第117号令和元年度上越農業集落排水事業特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第118号令和元年度上越介護保険特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第119号令和元年度上越後期高齢者医療特別会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  議案第120号令和元年度上越水道事業会計補正予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                        〇 △日程第3 閉会中の継続審査について ○武藤正信議長 日程第3、閉会中の継続審査について議題といたします。  総務常任委員長から請願第1号公共交通機関である路線バス利用に関する請願について、会議規則第104条の規定により、お手元へ配付の申請書のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。  お諮りいたします。  委員長から申し出のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、請願第1号については、委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。                        〇 △日程第4 発議案第5号 ○武藤正信議長 日程第4、発議案第5号天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  20番、杉田勝典議員。               〔杉 田 勝 典 議 員 登 壇〕 ◆20番(杉田勝典議員) 発議案第5号天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議につきまして、お手元に配付の案文を読み上げて提案理由にかえさせていただきます。               天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議  天皇陛下におかせられましては、風薫るよき日に御即位なされましたことは慶賀にたえないところであります。  天皇皇后両陛下が御清祥であられ、令和の時代が世界の平和と我が国の繁栄をもたらすよう心からお祈り申し上げます。  ここに上越市議会は、市民を代表して、謹んで慶祝の意を表します。  上記決議します。   令和元年9月27日                                   上 越 市 議 会  議員の皆様の御賛同をお願いいたします。 ○武藤正信議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第5号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、発議案第5号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 討論なしと認めます。  これより議題を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  ただいま可決されました決議の提出先、その他の取り扱いについては、議長に一任願いたいと思います。  これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、決議の提出先、その他の取り扱いについては議長に一任と決しました。                        〇 △日程第5 閉会中の所管事務調査について ○武藤正信議長 日程第5、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。  本日付をもって文教経済常任委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付のとおり申し出がありました。  お諮りいたします。  閉会中の所管事務調査について、文教経済常任委員長の申し出のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○武藤正信議長 御異議なしと認めます。  よって、閉会中の所管事務調査については文教経済常任委員長の申し出のとおりと決しました。  これにて令和元年第3回上越市議会定例会を閉会いたします。  長期間慎重御審議大変御苦労さまでございました。                                      午後1時40分 閉会...